こだわり拘る
「ブロッキング」とは愚かなことを
NTTグループがサイトブロッキングに関する法制度が整備されるまで、3つの海賊版サイトに対してブロッキング実施すると発表しました。
3つのサイトは著作権侵害で問題視されている「漫画村」と「Anitube」と「Miomio」とのことです。
著作権は正当な権利で、創作をした権利を責任を持って主張すべきですし、権利を尊重すべきであることは余地はありません。
この3つのサイトが明らかに著作権侵害をしているのであれば、制裁をすべきだろうと思います。
残念ながら、インターネットは全世界ネットワークで、NTTグループだけのブロッキングは全く効果がありませんし、日本国内の法制度が整備されても無意味です。
著作権保護の観点からみれば、FacebookやYouTubeやTwitterですら著作権侵害がないと言い切れないのが現実でしょう。
著作権侵害だからブロッキングというのは短絡的ですし、法制度の整備は解決策になりません。本来の問題である「インターネット上の著作権侵害」が置き去りにされることを危惧します。
インターネットは自由で平等なネットワークです。
著作権侵害だけでなく詐欺やハッキングなどの犯罪に利用されてしまう悪い面があることは否定しませんが、生活や人々のコミュニケーションを豊かにするなどの良い面があることは忘れてはなりません。(個人的には、悪い面より良い面の方が大きいと思っています。)
自由で平等なネットワークですから、善意の人たちだけでなく、悪意のある人たちもインターネットを利用しています。
NTTグループや日本の法整備に頼るのではなく、善意を持ってインターネットを利用することを心がけたいと思います。
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