こだわり拘る

MacBook Proのインストールメディアを作成する
リリースから15年近く経過しているMacBook Pro(15-inch, mid 2010)が手元にあります。
リリース時はMac OS X 10.6 Snow Leopard、インストール/リストア用DVD(2枚)が付属していました。
その後Mac OS Xはバージョンアップされ、MacBook Pro(15-inch, mid 2010)はmacOS 10.13 High Sierraまでサポートされました。
MacBook Pro(15-inch, mid 2010)は、OSはmacOS 10.13 High Sierra、メモリを8GBへ、ハードドライブを240GB SSDへ、変更して利用しています。
(Wi-Fiは802.11nと802.11a/b/g、USBは2.0、Bluetoothは2.1、なので気長に利用する必要がありますが …)
Appleのソフトウェア(Xcode、Numbers、Pages、Keynote、など)や常用しているソフトウェア(AppCleaner、CotEditor、など)は最新版はmacOS 10.13 High Sierraでは動きませんので、動くバージョンをダウンロードしてインストールして利用しています。
これから先もMacBook Pro(15-inch, mid 2010)は利用できる状態を維持しておきたいので、現状を復元できるように、macOS 10.13 High Sierraのインストールメディアを作成することにしました。
macOSのインストールメディアは、利用されることの多いUSBメモリではなく、SDカードを利用しました。
SDカードは近所の100円ショップで32GB(microSDHCカードとmicroSDアダプター)を入手しました。
AppleのWebサイト「macOSをダウンロードしてインストールする方法」を参考に、macOS 10.13 High SierraインストーラをApp Storeからダウンロードしました。
(ダウンロードされたインストーラは「アプリケーション」フォルダに保存されました。)
(クリックするとAppleのWebサイトを別ウィンドウに表示します)
MacBook Pro(15-inch, mid 2010)へSDカードを装着すると無事にマウントされました。
SDカードのファイルシステムは「FAT32」なので問題なく利用できると思いますが、念のために「ディスクユーティリティ」で名前を「SDCard」、ファイルシステムを「Mac OS拡張 (ジャーナリング)」、で初期化しました。
AppleのWebサイト「macOSの起動可能なインストーラを作成する」を参考に、macOS 10.13 High Sierraインストーラを作成しました。
(クリックするとAppleのWebサイトを別ウィンドウに表示します)
インストーラ作成完了後、利用しているソフトウェアもコピーしました。
SDカードを装着したままMacBook Pro(15-inch, mid 2010)を「システム終了」して、optionキー(⌥)を押しながら起動して、Startup Managerを実行しました。
内蔵SSDとSDカードが表示されましたので、SDカードのインストーラを起動して稼働を確認しました。
余談です。
macOSを再インストールする方法として「mac復旧」があります。
AppleのWebサイト「macOS復旧から起動する方法」を確認すると、起動時に「command(⌘)+ R」キーを長押しして内蔵ディスクのmacOS復旧から起動(内蔵ディスクのmacOS復旧から起動できない場合はインターネット経由でmacOS復旧から起動)、起動時に「command(⌘) + option(⌥) + R」キーを長押ししてインターネット経由でmacOS復旧から起動(インストールされるmacOSはMacが対応している最新のmacOS)、起動時に「command(⌘) + option(⌥) + shift(⇧) + R」キーを長押ししてインターネット経由でmacOS復旧から起動(インストールされるmacOSはMacに当初搭載されていたmacOSかそれに一番近く現在も提供されているmacOS)、の3通りから選択と記載されています。
MacBook Pro(15-inch, mid 2010)で「macOS復旧から起動」を確認してみました。
(インストールメディアが完成しましたので、安心して確認できます。)
起動時に「command(⌘)+ R」キーを長押しして内蔵ディスクのmacOS復旧から起動です。
MacBook Pro(15-inch, mid 2010)はmacOS 10.13 High Sierraですので、インストールされるmacOSはmacOS 10.13 High Sierraでした。
起動時に「command(⌘) + option(⌥) + R」キーを長押ししてインターネット経由でmacOS復旧から起動です。
インストールされるmacOSはMacが対応している最新のmacOSのmacOS 10.13 High Sierraでした。
起動時に「command(⌘) + option(⌥) + shift(⇧) + R」キーを長押ししてインターネット経由でmacOS復旧から起動です。
インストールされるmacOSは当初搭載されていたMac OS X 10.6 Snow Leopardではなく、macOS 10.13 High Sierraでした。
macOS 10.13 High Sierraが「macOSはMacに当初搭載されていたmacOSかそれに一番近く現在も提供されているmacOS」で、Mac OS X 10.6 Snow Leopardは形されていませんので、「現在も提供されているmacOS」に含まれないのでしょう。
「MacBook Pro(15-inch, mid 2010)はOSはmacOS 10.13 High Sierraを利用しましょう」ですね。