こだわり拘る
NASが読み取り専用となりました
お店で使っているNAS(NETGEAR ReadyNAS 314)の挙動が突然おかしくなりました。
管理ページへログインしました。
管理ページの「ボリューム」を確認すると、「ボリュームは読み取り専用です」とのこと。
「ボリュームは読み取り専用です」となった手がかりがないので、「ディスクテスト」を実行しました。
「ディスクテスト」は5時間くらいで終了しました。
管理ページの「ログ」を確認すると、2本のハードディスクで「ディスクテストに失敗しました」とログされていました。
NASは2TBのハードディスク4本でRAID 5構成です。
RAID 5構成なので1本のハードディスクが故障しても稼働が保証されていて、故障したハードディスクを交換すればRAID 5構成を再構築して稼働します。
ディスクテストに失敗した2本のハードディスクは故障にはならない問題が発生しているのでしょう。
RAID 5構成では1本のハードディスクの故障は稼働が保証されていますが、2本のハードディスクの故障はアウトです。
ディスクテストのログから問題が発生しているハードディスクはわかるので、1本交換してRAID 5構成を再構築してディスクテストで確認を2度繰り返してみようと思います。
NASは2017年のオープン時から使っていて。これまで故障がありませんでした。
NAS本体はもちろん、ハードディスクも6年以上稼働していることになります。(定休日は電源断です。)
ハードディスクは消耗品ですので、6年以上稼働しているので交換時期なのでしょう。
交換対象のハードディスクと同じような仕様のハードディスクを入手しようと思います。
入手して交換後、RAID 5構成を再構築してディスクテストで1日くらいかかるでしょう。
ノンビリと作業します。
2TBのハードディスクを1本入手しましたので、故障したハードディスクを交換しました。
チャンネル1から故障したハードディスクを取り外して入手したハードディスクを取り付けました。
ボリュームの再構築は5時間程度かかりました。
ボリュームの再構築終後、再起動してもディスクテストに失敗したハードディスクは1本ありますので「ボリュームは読み取り専用です」のままでした。
再びディスクテストを実行、5時間くらいで終了しました。
管理ページの「ログ」を確認すると、交換していないチャンネル2のハードディスクで「ディスクテストに失敗しました」とログされていました。
ここまでは想定通りです。
交換していない1本のハードディスクを交換すれば、「ボリュームは読み取り専用です」は解除されて正常稼働するでしょうね。
一昨日(2023年10月5日(木))、チャンネル2のハードディスク交換のため2TBのハードディスクを1本入手しました。
昨日(2023年10月6日(金))、チャンネル1のハードディスク交換と同じ手順で作業を行いました。
ボリュームの再構築終後、再起動しても「ボリュームは読み取り専用です」のままでした。
再びディスクテストを実行しました。
管理ページの「ログ」を確認すると、今度はチャンネル4のハードディスクで「ディスクテストに失敗しました」とログされていました。
これは想定外でした。
チャンネル4のハードディスク交換のため2TBのハードディスクをもう1本入手して、継続ですね。
チャンネル4のハードディスク交換が終わると古いハードディスクはチャンネル3のみになります。
チャンネル3はそのままで、チャンネル4のハードディスク交換が終わったら正常稼働してくれるのが希望です。
(チャンネル3のハードディスクは古いですが、すぐに交換せず、問題が起きたら交換することにします。)
一昨日(2023年10月6日(金))の想定外の出来事を解消するため、再び再び2TBのハードディスクを1本入手して、チャンネル1のハードディスク交換と同じ手順でチャンネル4のハードディスク交換作業を行いました。
ボリュームの再構築終後、再起動しても「ボリュームは読み取り専用です」のままでしたので、これまでと同じようにディスクテストを実行しました。
管理ページの「ログ」を確認すると、「ディスクテストに失敗しました」はなく、「ボリュームdataのディスクテストが完了しました」でした。
「ボリュームdataのディスクテストが完了しました」のに、「ボリュームdataでエラーが発生し、読み取り専用になりました」です。
立ち止まって考えてみることにします。
立ち止まって考えてみましたが、良い案は浮かびませんでした。
これまでの作業は、チャンネル1のハードディスク交換とチャンネル2のハードディスク交換とチャンネル4のハードディスク交換ですから、2017年のオープン時からのハードディスクはチャンネル3のハードディスクのみです。
ボリュームdataを構成するハードディスクで問題になりそうな(エラーを発生させそうな)ハードディスクはチャンネル3のハードディスクでしょうから、チャンネル3のハードディスクを取り外して再び取り付けてボリュームの再構築をして、「ボリュームは読み取り専用です」となるのかを確認して、ディスクテストを実行して確認をやってみることにしました。
ボリュームの再構築後かディスクテストの完了後に「ボリュームは読み取り専用です」がなくなるのが希望です。
(もしかしたら、ディスクテストでチャンネル4のハードディスクで「ディスクテストに失敗しました」となるかも知れません)
チャンネル3のハードディスクの取り外し取り付けを行う前に、ボリューム内のデータをバックアップすることにしました。
NASにはバックアップ用の外付けハードディスクを接続するUSBポートがあります。
USBポートに外付けハードディスクを接続して、管理ページからデータをコピーすることにしました。
まずは外付けハードディスクをPCに接続してフォーマットしました。
NASが対応しているフォーマットはFAT32とEXT3とEXT4とNTFSなので、NTFSでフォーマットしました。
外付けハードディスクをNASのUSBポートへ接続してNASが認識したことを確認しました。
バックアップは、管理ページの「バックアップ」の「ファイルバックアップ」でバックアップジョブ、「共有」の「参照」で地道にフォルダーのコピー、で行いました。
バックアップの時間や外付けハードディスクの容量を考えながらバックアップするデータを確認すると、「いらないなあ」と思うデータや「別にバックアップがあるな」と思うデータが見つかりました。
これらのデータを外してバックアップをしました。
バックアップは一段落です。
チャンネル3のハードディスクの取り外し取り付けへ進みます。
一昨日(2023年10月9日(月))チャンネル3のハードディスクを取り外して再び取り付けてボリュームの再構築、その後ディスクテストを実行して確認をやってみました。
残念ながら、ボリュームの再構築後もディスクテストの完了後も「ボリュームは読み取り専用です」でした。
ディスクテストの完了後に「ディスクテストに失敗しました」も出ませんでした。
NASのデータはバックアップをしましたので、ボリュームを作り直すことにしました。
作り直す方法は、「ボリュームを削除して作成する」、「NASを工場出荷時の状態に戻す」、のどちらかです。
まずは「ボリュームを削除して作成する」ですので、昨日(2023年10月10日(火))実行しました。
まずボリュームを削除しました。
削除時に「ボリュームにエラーが見つかりました」とエラー表示されましたが、「無視」をして続行するとボリュームが削除されました。
次にボリュームの作成しました。
作成するボリュームで利用するハードディスクを選択して(作成するボリュームは1つですので全てのハードディスクを選択)、「新しいボリューム」をクリックしてボリュームを作成しました。
新しいボリュームはFlex-RAIDですので、「X-RAID」をクリックしてX-RAIDへ変更しました。
同じディスクでのボリューム再作成のためなのか、ボリュームの再構築となり、5時間くらいかかりました。
再起動して確認したところ、「ボリュームは読み取り専用です」とならず、「ボリュームXXXXでエラーが発生し、読み取り専用になりました」も出ませんでした。
問題は「ボリュームは読み取り専用です」でした。
当初はディスクエラーが原因に見えましたので、ディスクエラーを解消して原因を取り除いても「ボリュームは読み取り専用です」でした。
結果として問題はボリュームに問題があっての「ボリュームは読み取り専用です」だったのでしょう。
(しかし管理ページからディスクテストはできますが、ボリュームテストはできません。)
ハードディスクに問題がないことがわかって、ボリュームは新しく作成したので、大丈夫でしょう。
心置き無く、外付けハードディスクのバックアップからデータを戻すことにします。
2023年10月9日のコメントに誤りがありました。
「(もしかしたら、ディスクテストでチャンネル4のハードディスクで「ディスクテストに失敗しました」となるかも知れません)」は「(もしかしたら、ディスクテストでチャンネル3のハードディスクで「ディスクテストに失敗しました」となるかも知れません)」です。
読み替えてください。