こだわり拘る
ThinkPad X220にWindows 11をインストール
Microosoftのおかげでレノボのサポートが対象外でもWindows 10が動くThinkPad X220です。
Microsoftの都合でWindows 11はハードウェア要件を満たせませんが、ハードウェア要件を回避すればWindows 11が動きます。
ハードウェア要件を満たさないPCへWindows 11をインストールした場合、正しく機能しない可能性があるやセキュリティ更新プログラムを含む更新プログラムを受け取ることが保証されない、などの問題が出ることがあるとのことです。
販売開始から10年以上経過したThinkPad X220でも最新のWindows 11が動くかを確認します。
Windows 11ではインストール時に作成するサインインアカウントがMicrosoftアカウントが既定です。
Windows 10と同様にサインインアカウントをローカルアカウントとしたいので、Microsoftアカウントのみ作成も回避することにします。
ThinkPad X220は、システムファームウェアはUEFI、セキュアブートは未対応、パーティションスタイルはGPT、TPMは1.2、でWindows 10が動いています。
ハードウェア要件を回避してのWindows 11のインストールは、次の流れです。
MicrosoftのサイトからWindows 11のインストールメディア作成ツールをダウンロードして、UBMメモリのWindows 11インストールメディアを作成します。
Windows 11インストールメディアのUSBメモリを取り付けて、ThinkPad X220をUSBメモリから起動してWindows 11インストーラーを実行します。
Windows 11インストーラーの実行開始直後、コマンドプロンプトを実行してレジストリエディタを起動してハードウェア要件を回避するキーなどを登録します。
Windows 11インストーラーの実行を継続、インストール場所の選択をする前にコマンドプロンプトを実行してディスクパーティションユーティリティを起動してSSDを初期化します。
Windows 11インストーラーの実行を継続、サインインアカウントの作成をする前にコマンドプロンプトを実行してMicrosoftアカウントのみ作成を回避するコマンドを実行します。
Windows 11インストーラーの実行を継続、ネットワーク接続をせずにサインインアカウントを作成します。
Windows 11インストーラーの実行を継続して、Windows 11のインストールを終了します。
この流れで、Windows 11のインストールを無事完了しました。
Windows 10のインストール時と同じように、Windows UpdateとMicrosoft Storeのライブラリの更新とMicrosoft Edgeの更新を実行しました。
その後、ThinkPad X220のメーカーのレノボのユーティリティ「Lenovo Vantage」をMicrosoft Storeからインストールして、実行しました。
Windows 10のインストール時と同じように、Lenovo Vantageでシステムアップデートを実行しましたが、3つの更新はインストールされませんでした。
Windows 10のインストール時にインストールされた3つの更新は「Conexantオーディオソフトウェア」と「Ricohメディアカードリーダードライバー」と「Synaptics ThinkPad UltraNavドライバー」でしたので、これらをレノボのサイトよりダウンロードしてインストールしました。
また、「ホットキー機能統合」も同様にレノボのサイトよりダウンロードしてインストールしました。
これでThinkPad X220でWindows 11が動きました。
Windows 10の時と同じように、ユーティリティで確認したところ、システムファームウェアはUEFI、セキュアブートは未対応、パーティションスタイルはGPT、TPMは1.2、でした。
なおWindows 10の時と同じように、Windows 11はデジタルライセンスでライセンス認証されていました。
Windows 11でもWindows UpdateやMicrosoft Storeのライブラリの更新やMicrosoft Edgeの更新は実行できます。
また、ThinkPad X220についている指紋認証を使ってのサインインも問題なく使えています。
せっかくなのでWindows 11を使ってみます。