こだわり拘る
ThinkPad X220にWindows 10をクリーンインストール
ハードディスクが取り外されたThinkPad X220を入手しました。
入手したThinkPad X220はCore i5-2540Mでメモリは8GBで、Windows 10を動かして業務で利用されていました。
使っていないSSDを取り付けて、Windows 10をクリーンインストールすることにしました。
SSDを初期化してThinkPad X220へ取り付けて、Windows 10をクリーンインストールして、Windows Updateを実行するとThinkPad X220に合わせてソフトウェアが追加されてインストール、Windows Updateで処理できなかったデバイスがあればデバイスドライバーを手動でインストール、でThinkPad X220はWindows 10 PCとなります。
ThinkPad X220はWindows 11のシステム要件を満たせません。
ザックリと調べた限りでは、プロセッサが対象ではない、セキュアブート対応にならない、TPM 2.0対応にならない、です。
Windows 11のシステム要件を満たせそうなのは、システムファームウェアがUEFI、くらいです。
せっかくのクリーンインストールの機会なので、システムファームウェアをUEFIとしてWindows 10をクリーンインストールすることにしました。
Windows 10インストールメディアは16GBのUSBメモリを使うことにしました。
MicrosoftのサイトからWindows 10インストールメディア作成ツールをダウンロードして、UBMメモリのWindows 10インストールメディアを作成しました。
SSDはThinkPad X220へ取り付ける前に初期化すれば確実ですが、初期化は手間のかかる作業ですし、初期化に使うPCのハードディスクを誤って初期化してしまうミスも有り得ますので、避けたい作業です。
Windows 10のクリーンインストール時にSSDを初期化できるので、SSDを事前に初期化せずにThinkPad X220へ取り付けることにしました。
システムファームウェアをUEFIとするため、起動時(ThinkPadロゴ表示時)にF1キーを押してThinkPad Setupを起動しました。
「Startup」メニューを選択して「UEFI/Legacy Boot」や「UEFI/Legacy Boot Priority」を表示しました。
Windows 10のクリーンインストール時には確実にシステムファームウェアをUEFIとしたいので「UEFI/Legacy Boot」を[UEFI Only]へ変更しました。(この変更で「UEFI/Legacy Boot Priority」は非表示となりました。)
起動時にブートデバイスの選択ができるように「Boot device List F12 Option」が[Enabled]となっていることを確認しました。
「Restart」メニューを選択して「Exit Saving Changes」を選択してEnterキーを押して再起動して、電源を切りました。
Windows 10インストールメディアの準備ができて、ThinkPad X220の設定の変更ができましたので、SSDをThinkPad X220へ取り付けて、Windows 10インストールメディアのUSBメモリを取り付けて、Windows 10のクリーンインストールを開始しました。
起動時(ThinkPadロゴ表示時)にF12キーを押してBoot Menuを起動しました。
Boot Menuより「USB HDD」を選択してEnterキーを押してUSBメモリのWindows 10のインストーラーを実行しました。
SSDは初期化していませんので、Windows 10のインストーラーがSSDへWindows 10をインストールする前にSSDを初期化しなければなりませんでした。
Windows 10のインストーラーでインストール場所の選択をする前にSSDの初期化を実行しました。
SHIFTキーとF10キーを同時に押してコマンドプロンプトを実行、コマンドプロンプトで「DISKPART」を実行しました。
DISKPARTで「list disk」コマンドを実行して、接続されているディスクを表示してSSDのディスク(たぶん「ディスク 0」)を確認しました。
DISKPARTで「select disk [SSDのディスク番号(たぶん「0」)]」コマンドを実行して、対象のディスクをSSDとしました。
DISKPARTで「clean」コマンドを実行して、SSDを初期化の処理完了のメッセージを確認しました。
SSDは初期化できましたので、DISKPARTで「exit」コマンドを実行して、DISKPARTを終了しました。
コマンドプロンプトで「exit」を実行して、コマンドプロンプトを終了しました。
その後、初期化したSSDへWindows 10のクリーンインストールを実行しました。
Windows 10のクリーンインストールを完了したのち、Windows 10の設定をしました。
その後、Windows UpdateとMicrosoft Storeのライブラリの更新とMicrosoft Edgeの更新を実行しました。
そして、ThinkPad X220のメーカーのレノボのユーティリティ「Lenovo Vantage」をMicrosoft Storeからインストールして、実行しました。
Lenovo Vantageでシステムアップデートを実行したところ、3つの更新がインストールされました。
これでThinkPad X220はWindows 10となりました。
Windows 10のユーティリティで確認したところ、システムファームウェアはUEFI、セキュアブートは未対応、パーティションスタイルはGPT、TPMは1.2、でした。
なお、Windows 10はデジタルライセンスでライセンス認証されていました。
Windows 10のクリーンインストールは無事終了しましたので、ThinkPad Setupを起動して、「UEFI/Legacy Boot」を[Both]へ変更、「UEFI/Legacy Boot Priority」を[UEFI First]へ変更しました。
ThinkPad X220は2011年販売開始のモデルです。
レノボのサイトを確認すると、ThinkPad X220はWindows XP、Windows Vista、Windows 7、Windows 8、くらいまでがサポート対象のようで、Windows 10はサポート対象外のようです。(Windows 10で検証済みのLenovoデバイス一覧にはThinkPad X220は掲載されていません。)
Microosoftのおかげでメーカーのサポートが対象外でもWindows 10は動いています。
しかしMicrosoftの都合でWindows 11は要件を満たせませんので、当面はWindows 10ですね。
ミュートやボリュームアップダウンの独立したボタン、Fnキーと同時に押すと機能するホットキーはFn+PgUpやFn+Homeなどは一部のものは機能しますが、機能しないものがあると気がつきました。
「X220 x220 ホットキー」でGoogle検索をすると「ホットキー機能統合」をインストールすると機能するとの記事が見つかりました。
ThinkPad X220のサポートページに掲載されている「ホットキー機能統合」はWindows 2000からWindows 8までがサポート対象のものです。
これ以外にWindows 10(64bit)とWindows 11をサポートしている「ホットキー機能統合(Ver.9)」(r0yvu37w)が見つかりました。
「ホットキー機能統合(Ver.9)」のリリースレターではThinkPad X220は対象になっていません(ThinkPad X220はWindows 10はサポート対象外ですので当然ですね)が、とりあえずインストールしました。
機能しなかったマイクミュートボタンや機能しなかったFnキーとの同時に押すキーも機能するようになりました。
このまま使ってみることにします。