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ノートPCの修理

お客様との四方山話で「古いノートPCの電源を入れるとBIOSの画面が出てくる」との話がでました。
BIOSの画面が出るのであれば、Windowsがインストールされているハードディスクがアウト、マザーボードやメモリは問題なし、と考えられます。ノートPCを持って来ていただいて確認しました。
持って来ていただいたノートPCはASUSのZenBook UX21Eでした。このノートPCは2011年に発売されたものでWindows 7がプレインストールされていました。CPUはIntelのCore i7で、メモリは4GBなので、Windows 10を入れても使えそうです。

電源を入れてみるとBIOSが立ち上がり、マザーボードやメモリはエラーがないようで、ハードディスクを認識していませんでした。
筐体を開けてみるとADATAのSSDが接続されていました。このSSDがアウトなのでしょう。

このノートPCのSSD接続コネクタは固有のものなので、このままでは汎用品のSSDは接続できません。このノートPC専用のSSDも入手できそうですが、専用品は高価になりますし、古いものなので入手も厳しそうなので、固有のSSD接続コネクタをSSD汎用のM.2へ変換するアダプターを使うことにしました。
固有のSSD接続コネクタをSSD汎用のM.2への変換アダプターは1,000円程度、汎用品のSSDは500GBのものを10,000円程度、がAmazon価格ですので、Amazonでオーダーをしました。
本日、変換アダプターと汎用品のSSD(500GB)が届いたので、早速作業をしました。

ADATAのSSDと変換アダプターを見比べるとコネクターが同じで大きさもほとんど同じです。

汎用品のSSDはWestern Digitalの500GBです。これを変換アダプターへ接続します。

汎用品のSSDを接続した変換アダプターをADATAのSSDと入れ替えて作業終了です。

Windows 10インストール用のUSBメモリを使って立ち上げて、Windows 10のインストール先となるSSDが認識できたことを確認しました。
PCの故障で、致命的なものに出会うことはほとんどありません。
多くはソフトウェアの問題で、次がハードディスクかディスプレイです。
デスクトップでディスプレイ一体型でないのであればディスプレイを交換すれば良いのですが、ディスプレイ一体型のデスクトップやノートPCはディスプレイがアウトだと致命的です。修理はメーカーへ依頼することを考えなければなりません。
ハードディスクは汎用品が多く、入手もしやすいので、交換は楽にできます。ハードディスク自体を修理することは不可能に近いので、記録されているソフトウェアやデータは諦めないといけません。
プレインストールソフトウェアの確保をして、データのバックアップをしておけば、なんとかなるものです。
バックアップは手間でしょうが、データは大事な記録です。
ちょっとした手間ですが、バックアップは実行してください。

 2018年10月15日    SE037@JoinCafe  
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